北九州市は30日、新たに16人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。クラスターが発生していた北九州総合病院(小倉北区)では新たに医療スタッフ9人の感染を確認、同病院の感染者は計23人となった。感染経路不明は5人。市内の感染確認は23日から8日連続で、同期間で計85人となった。
30日の感染判明者は10歳未満~80代で、若松区を除く市内6区で確認。北九州総合病院では保健所の立ち入り調査が続いており、感染が確認された医療スタッフ2人の子どもが通う葛原保育園(小倉南区)は、31日に消毒を実施し、当面の間休園の措置を取る。10歳未満の感染者は葛原小(同区)の男児で、28日に感染が確認された八幡西区の自営業男性の濃厚接触者。同校も31日に消毒を行い、当面の間休校する。
八幡東区の30代男性の感染者は、小倉北特別支援学校の教諭。同校では教員2人の感染が既に確認され休校中だが、濃厚接触者ではないという。
福岡市は30日、新型コロナウイルス感染症から回復した同市南区の70代男性が、退院後に悪寒などを発症して再び陽性になったと発表した。市によると、男性はクラスターが発生した特別養護老人ホーム「第2花畑ホーム」(同区)の入所者。4月26日に最初の陽性反応が出て入院し、陰性となったため今月26日に退院していた。
(内田完爾、東祐一郎、岩佐遼介、黒石規之)
西日本新聞社
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース